「毎回スキンケアしてるのに、なんだか肌にハリがないな...」と感じている男性の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
肌にハリがないのは、ひょっとしたらあなたの普段の食生活が原因かもしれません。
実はあなたの毎日の食生活も体の老化スピードに少なからず関係しているんです。
「なるべく長く健康で元気に過ごしたい!」と思っている男性のあなたのために、今回はアンチエイジングのための食事についてご紹介します。
目次
アンチエイジングに良い食事とは
アンチエイジングに良い食事についてご紹介する前に、体が老化する原因について述べたいと思います。
体が老化する原因として主なものは、活性酸素による体のサビつき(酸化)と糖化による体のコゲつきです。
活性酸素が体の中で過剰に生成されると、細胞や血管にダメージを与えてしまいます。
細胞がダメージを与えられると、肌のシミやたるみの原因にもなります。
また糖化とは体の中の余分な糖質がタンパク質や脂質と結合することで細胞が変性し、このときに発生するAGE(終末糖化産物)が老化を促進させてしまいます。
ですからアンチエイジングに良い食事というのは活性酸素による体のサビつきや糖化を防止する食べ物を摂取するということになります。
では具体的にはどのような食事をとればいいのでしょうか。
アンチエイジングに良いとされる食事
まず活性酸素による体のサビつきを防止するためには、抗酸化作用が高い食事をとることが有効です。
抗酸化作用の高い食材としてまず挙げられるのが、蜂蜜とオリーブオイルです。
特にオリーブオイルは活性酸素を取り除く作用があるので、日々の食生活にぜひ取り入れることをオススメします。
そのほかに抗酸化作用のある食べ物としてニンニクやブルーベリーなどがあります。
また抗酸化作用のあるビタミンA、ビタミンC、ビタミンEが含まれている食事をとることも大事です。
ビタミンAが多く含まれているのは緑黄色野菜でブロッコリーやにんじん、ほうれん草などです。
ビタミンCが多く含まれている食べ物には、ブロッコリーやピーマン、キウイフルーツなどがあります。
ビタミンEはナッツ類に多く含まれているので、アーモンドやクルミを間食にとるのがオススメです。
抗酸化作用のあるものとして大豆イソフラボンもあります。
また大豆イソフラボンには肌のうるおいを保つ働きもあります。
具体的な食品としては納豆や豆腐があります。
糖化を予防するためには、急激に血糖値を上げないことが重要です。
急激に血糖値を上げない食べ物のことを低GI値食品といいますが、主食では玄米、野菜では玉ねぎやトマト、ブロッコリー、ナスなどがあります。
果物ではリンゴやみかん、イチゴなどがあり、魚のサバやイワシ、アジも低GI値食品です。
このような低GI値食品を日々の食事に取り入れることが、糖化を予防するためには効果的です。
ここまで食べ物についてご紹介してきましたが、食べ物だけでなく飲み物にも気をつけたいですね。
アンチエイジングに良いとされる飲み物
としては、アルカリ性で硬水のミネラルウォーターがオススメです。
活性酸素が発生し酸化した体にはアルカリ性の水分を摂取するのが有効です。
また硬水にはカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が含まれていますので、アンチエイジングに適した飲み物といえるでしょう。
その他に緑茶や豆乳もオススメです。
緑茶には抗酸化作用のあるポリフェノールの一種であるカテキンが含まれており、豆乳は大豆イソフラボンを含有しています。
食べ物や飲み物同様、食べる順番にも気をつけたいです。
なぜなら最初にご飯やパンなどの炭水化物を摂取すると、血糖値が急激に上がってしまうからです。
最初に食物繊維が豊富な野菜類を食べ、その後に肉や魚、最後にご飯やパンを食べるようにしましょう。
肌にいい食生活とは?
ではアンチエイジング、特に肌にいい食べ物にはどのようなものがあるのでしょうか。
肌のハリを保つ上で重要な役割を果たしているのが、コラーゲンです。
このコラーゲンは年齢を重ねるごとに失われていきますが、普段の食事から補給することができます。
具体的には手羽先やホルモンがあります。
またタンパク質は肌を作る成分で、コラーゲンの原料となるアミノ酸も含まれているのでタンパク質が含まれている肉や魚、卵を食べるようにしましょう。
ビタミンB2には皮膚や粘膜の健康を維持する働きがあるので、ビタミンB2が含まれているレバーやうなぎ、納豆を食べるのもオススメです。
またビタミンCにはシミの原因となるメラニンの生成を抑える働きがあり、紫外線から肌を守る機能もあるのでぜひ摂取したい栄養素です。
先ほどご紹介したブロッコリーやピーマン、キウイフルーツを食生活に取り入れたいですね。
ビタミンAには紫外線からダメージをうけた肌を修復し、また肌の新陳代謝を正常にする働きがあります。
緑黄色野菜に多く含まれているので、摂取するようにしましょう。
またビタミンEには紫外線から肌を守るバリア機能があるので、アーモンドやクルミなどのナッツ類を食べるのが良いです。
その他に注意したいのが夜寝る前の3時間は食事をしないということです。
というのは皮膚の細胞は睡眠中に分裂、再生することで日中に受けたダメージを修復するのですが、この過程で重要な役割を果たしているのが成長ホルモンです。
寝るときに胃に食べ物が残っていると体は消化活動を優先してしまうので、良質な睡眠をとることができなくなり、成長ホルモンの分泌にも悪影響を及ぼしてしまいます。
そしてなるべく和食中心の食生活にしましょう。
和食に比べて洋食は脂質を含んだ料理が多いので、あまり肌に良くありません。
活性酸素が生じることで体内の脂質が酸化すると過酸化脂質が発生します。
この過酸化脂質がシミや色素沈着などを引き起こす可能性があるのです。
ですから和食の方が過酸化脂質を発生させにくいので、洋食に比べて肌に良いといえます。
アンチエイジングに良い生活習慣を身につけよう
肌に良い食事をすること以外に、アンチエイジングのための生活習慣にはどのようなものがあるのでしょうか。
まず適度な運動はアンチエイジングに効果的です。
なぜなら適度な運動をすることは、成長ホルモンの分泌を促すからです。
オススメはヨガやウォーキング、ストレッチなどです。
ポイントは少し息が上がるくらいの運動をすることです。
ハードな運動をすると、活性酸素が大量に発生するので気をつけてください。
またしっかり睡眠をとることもアンチエイジングにつながります。
先ほどお伝えしたように睡眠中に成長ホルモンが分泌され肌の新陳代謝を促すので、良質な睡眠は肌にハリやツヤを取り戻してくれます。
人工甘味料を使った清涼飲料水を飲むことは体の老化につながります。
なぜなら人工甘味料は通常の糖分に比べて、かなり早いスピードでAGE(終末糖化産物)を作り出してしまうからです。
また甘い食べ物も食べ過ぎると糖化の原因になります。
特に菓子パンは糖質を多く含んでいるので注意が必要です。
カップラーメンなどのインスタント食品も脂質や糖質が含まれているので、なるべく食べないようにしましょう。
またアルコール飲料の飲み過ぎにも気をつけたいです。
なぜならアルコール飲料には利尿作用があるので、飲み過ぎると体内の水分が不足し肌が乾燥してしまうからです。
喫煙も体内のAGE(終末糖化産物)を増やしてしまうので、アンチエイジングに興味がある男性の方で喫煙の習慣がある人はこの機会に禁煙することをオススメします。
まとめ
今回は食事の面からアンチエイジングについてお伝えしました。
「あなたの体はあなたの食べた物でできている」という言葉があります。
アンチエイジングといえばどうしても体の外からのケアをイメージしがちですが、この言葉からも分かるように体の外からのケアと同じくらい、またはそれ以上に食事は大切です。
今回ご紹介した内容をあなたの食生活に取り入れていただければ、必ずアンチエイジングの効果を実感できるはずです。
ぜひ老けにくい健康な体を手に入れて毎日を過ごしてください。